新店舗開業のとき、そして、継続して集客できるお店づくりの鍵は、新商品開発力の連続です。
新店舗開業前には、店舗設計の前に商品構成が決まってることが絶対です。
一番の基本は『商品基本コンセプト=商品づくりの信念』が、ハッキリしていることです。
なんとなく、自分のつくりたいもの、つくれるものをやろう!では、ダメです。
開業の情熱的思いと同じ様に、商品もその思いを形にしておきましよう。
※新刊「はじめよう!パンの店」76ページにもある様に、商品コンセプトシートで頭の中のものを一旦、書いて整理してみましょう。
3・5・7の数字の組み合わせで品揃え
- 主力商品群…専門的な品揃え、店を代表とする品群は25〜30品以上必要
- 準主力商品群…1品群15〜20品
- その他の品揃え…1品群は14品以下
専門店として成立する最低品目数は30〜70品。
そして単品が7品あると品揃えが豊富だと感じられるので、
あなたのお店で最重要商品として扱いたいパンについては、
最低7品は必要です。
商品の原価
原価率一律で商品開発すると、他店との違いが出ません。
なので、原価率を高くして、他店とは明らかな違いの出せる商品づくりを
していきましょう。
この商品は、数量限定。お一人様、○個まで、と限定表示します。
また、一日限定○個の表示をします。
原価率をかけるのは具材加工品。
チーズやハム、ソーセージなど、店内で手のかからない具材を使ったものです。
この場合は、具材をカットして、生地にそのままのせる商品です。
パン生地だけに、その儲けをのせる形です。
その他、原価率30%で計算して、価格を決めるパンは、
店内で手づくり、自家製の具材を入れたパンの場合ですね。
これは、パン生地と、具材と全体に、儲けをのせる形です。
あなたのお店で、目玉商品となる商品開発をしてみてください!
価格構成の原則
価格構成の原則とは、価格帯と品目数の構成を整理したもので、
価格戦略には2通りあります。
- 一番店…中心価格帯より高いほうに品揃えを多くする。
- 二番店以下…中心価格帯より低いほうに品揃えを多くし、集客力を高めようと考える。
これは、生地の開発だと思います。
また、具材の変化、提案だと思います。
どこのパン屋さんでも、とても人気あるパンは、
食パン、カレーパン、メロンパン、アンパン、塩パン、クリームパン、クロワッサン、ドーナツ、カツサンド、たまごサンド、ですね!
どうぞ、あなたのお店の圧倒的一番商品へと育ててください。
その他のパンがあなたのお店の一番商品や人気商品だとすれば、
それは宝ものです。
どんどんその商品の生産、販売を伸ばしてください。
新商品は勇気を持って、お店の一番目立つ、いい場所に置いて、○○フェアーとタイトルつけて、お客様にハッキリと分かる様にお店づくりをしてください。
食感オノマトペ
今までにない、音感の表現がてきたら、
ヒット商品になる可能性が高いようです。
例えば『クロナッツ!』→ ザクザクなドーナツ
この日本には「オノマトペ」という擬音語がたくさんあります。
その数は、5000語と言われ、世界一なんだそうです。
台湾で、12年支援活動をしてますが…
先日の台湾講習会のPOPづくりの時に、商品の美味しさを表現する音感がほとんど無いことに気づきました。
台湾では、新しい音感をつくれば、ヒット商品ができる!と実感しました。
私たちの国、日本では、オノマトペは、一般的ですから、
新しい音感を作り出すことは、うーん、少し難しいかもしれないですね!
でもそれが、新商品開発の鍵です。
私たちと一緒に、実践していきましょう!
応援しています。
感謝。
お店をはじめようと決意したけど、どう準備を進めていいのかわからない…
はじめてのことは、誰でもそうです。
何からはじめたらいいのか、どんなことをしていかなければならないのか。
たくさんの新規開業をお手伝いしてきたからこそ、わかることがあります。
今までの蓄積したノウハウを全部、余すところなく書いている新刊
「はじめよう!パン店」を、ぜひ読んでください。